大切な愛鳥を守る「天然木の樹皮付きとまり木が届くまで」

こんにちは、**BirdARCADIA™(バーダルカディア)**です。
今日はちょっと裏側のお話。「どうして天然木のとまり木に“植物検疫”が必要なの?」という疑問にお答えします。

植物検疫ってなに?

「植物検疫(Plant Quarantine)」とは、海外から害虫や病原菌を持ち込まないための検査制度です。もし検査対象の植物に小さな虫やカビがついていたら、日本の農作物や自然環境に大きな影響を与えてしまうかもしれません。そのため、日本では植物防疫法にもとづき、空港や港で専門の検査官が輸入木材をしっかりチェックしています。

とまり木に検疫が必要な理由

BirdARCADIAが扱うドラゴンウッドは、樹皮がついたままの自然素材。

これが鳥にとって大きな魅力なのですが、そのぶん海外から輸入する際には検疫の対象になります。

つまり、「検疫に合格する=愛鳥に安心して使える天然木のスタート地点」なのです。

検疫の流れ(参考まで)

1 輸入申告:荷物が空港に到着したら、税関と同時に植物防疫所(通称:植防)に検査を依頼するため申請します。

Plant Quarantine NRT
Plant Quarantine NRT

2 検査官によるチェック:検査室にドラゴンウッドのボックスを運び込み、検査官の前で開梱した後、枝の表面を目視したり、必要に応じて顕微鏡で確認。ここで自然環境由来の微細な要素や不純物が残っていないか、厳しく調べられます。

3 合格証明:問題がなければ植物検査合格証明欄に「合格」のスタンプが押されます。これで日本国内に持ち込みできる状態になります。万が一、不合格なら燻蒸処理・返送・廃棄のいずれかになります。

Passed inspection
植物検査合格証明

4 合格証明を受け取った後、通関検査(ワシントン条約(CITES)の対象植物ではないことや、通関検査官によるX線検査など)を経てから、問題なければ税金を納めて持ち帰ることができます。

5 スムーズにいけば成田空港での手続きは半日で完了しますが、都内からの車の移動を考えますと1営業日はその対応に時間を使うことなるのです。

BirdARCADIA™の徹底した品質管理

私たちは、検疫を通過した天然木をそのまま販売することはありません。
合格=安全の第一歩であって、本当の安心はその先の処理にあります。

BirdARCADIA™では以下の工程を必ず実施しています:

  • 🌿 表面洗浄
    樹皮の表面をできるだけ残すために、ブラシなどを使って丁寧に洗浄します。
  • 💧 高温処理(煮沸消毒またはそれに相当する熱湯・蒸気消毒)
    サイズに応じて最適な方法で高温処理を行い、安心して使える状態にしています。
    高温で処理することで、自然環境由来の微細な要素を徹底的に取り除き、安心して使える状態に仕上げます。
  • ☀️ 清浄環境での自然乾燥
    じっくりと自然乾燥。カビの発生を防ぎ、木の強度や風合いも保ちます。

これらの工程を経てはじめて、BirdARCADIA™の「安心品質」のとまり木として商品化されます。

まとめ

BirdARCADIAのとまり木の価格がもしかしたら高いと思われている方もいるかもしれませんが、BirdARCADIAは、私どもの基準で輸入から仕上げまで一貫した安全管理を行い、愛鳥と飼い主様の安心を守ります。

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