大切なインコ・オウムと安心して暮らすための基本的なお世話
大切なインコやオウムと安心して暮らすために、
実はとても重要なのが「基本的なお世話」を正しく知ることです。
本記事では、米国鳥類獣医師協会(Association of Avian Veterinarians:AAV)が公開している
「Basic Care for Birds(鳥の基本的なケア)」を参考に、
インコやオウムの健康と安全を守るためのごく基本的なポイントを簡潔にまとめています。
すでに飼育経験のある方にとっては、
「当たり前」と感じる内容も多いかもしれません。
しかし、インコ初心者の方や、これからお迎えを考えている方にとっては、
一度立ち止まって確認しておきたい大切な内容でもあります。
日々のお世話を見直すきっかけとして、
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
――――――――――――――――――――――
【出典】
Association of Avian Veterinarians
AAV “Basic Care for Birds”
https://cdn.ymaws.com/www.aav.org/resource/resmgr/PDF_2016/Basic_Care.pdf
――――――――――――――――――――――
【1】ケージ(住環境)について
鳥のケージは、できる限り広く、安全で、清掃しやすいものを選ぶ必要があります。
鳥が翼を十分に広げ、自由に動ける大きさが理想です。
ケージの設置場所については、次の点に注意することが推奨されています。
・直射日光やすきま風を避ける
・調理中の煙や化学物質の影響を受けない場所
・家族の生活音があり、孤立しない環境
ただし、室内で飛ばせる場合は、以下のような危険に十分注意が必要です。
・天井ファン
・大きな窓
・コンロ上の熱いフライパン
・粘着式のハエ取り紙
・開いたドア
――――――――――――――――――――――
【2】止まり木(Perches)【重要】
止まり木は、鳥が一日の大半を過ごす非常に重要な設備です。
直径や素材の異なる止まり木を複数設置することで、
足への負担を減らし、健康を保つことができます。
AAVでは、以下の点が推奨されています。
・清潔で、無農薬の天然木の枝
・市販品・自作どちらでも可
・化学処理された木材は避ける
鳥は止まり木を「噛む」習性があるため、
素材の安全性が非常に重要であると明記されています。
――――――――――――――――――――――
【3】食事(Diet)
鳥の健康維持には、バランスの取れた食事が欠かせません。
AAVでは以下を基本としています。
・主食:獣医師推奨のペレット
・副食:新鮮な野菜・果物を適量
・種子(シード)のみの食事は避ける
※鳥の種類や年齢、健康状態によって適切な食事内容は異なります。
――――――――――――――――――――――
【4】水と衛生管理
・新鮮な水を毎日交換する
・水入れ、餌入れは毎日洗浄する
・ケージ内を清潔に保つ
汚れた環境は、細菌や真菌感染の原因になるため、
日常的な清掃が重要であるとされています。
――――――――――――――――――――――
【5】遊び・刺激(Enrichment)
鳥は非常に知能が高く、
精神的な刺激が不足すると問題行動を起こすことがあります。
AAVでは、以下のような環境づくりが推奨されています。
・噛む、壊すことができるおもちゃ
・定期的におもちゃを入れ替える
・飼い主とのコミュニケーション
「噛む行為」は鳥にとって本能的な行動であり、
安全なおもちゃや木材を与えることが大切です。
――――――――――――――――――――――
【6】健康チェックと獣医ケア
・日々、鳥の体調変化に注意する
・年1回以上の健康診断を推奨
・異変があれば早めに鳥専門の獣医師へ相談する
鳥は体調不良を隠す習性があるため、
早期発見が非常に重要とされています。
――――――――――――――――――――――
【7】安全面(Safety)
AAVでは、家庭内に潜む危険として次のようなものを挙げています。
・テフロン加工調理器具の加熱
・香り付きキャンドルや芳香剤
・殺虫剤、洗剤、重金属
鳥は非常に化学物質に敏感であるため、
人間に安全なものでも、鳥には危険となる場合があります。
――――――――――――――――――――――
【まとめ】
AAVが示す「Basic Care」は、
特別な飼育方法ではなく、
日々の基本的なお世話の積み重ねが鳥の健康を守る、
という考え方に基づいています。
止まり木・おもちゃ・食事・環境。
どれも当たり前に見える要素ですが、
正しい知識があるかどうかで、安全性は大きく変わります。
BirdARCADIAの止まり木について
BirdARCADIAでは、鳥の身体の使い方や行動特性を考慮し、
自然素材を活かした止まり木を一つひとつ製作しています。
鳥種や体格、飼育環境に応じて選べるよう、
サイズや形状、設置方法の異なる止まり木をご用意しています。
ご家庭のコンパニオンバードに合った止まり木選びの参考として、
以下のページもあわせてご覧ください。





































